SOIL MAKING
球根の力を引き出す土づくり
生産の礎である土は、いわば財産です。目減りせぬよう、少しずつ良くなるように丹念に土作りを行います。収穫後は、熱水を注入して土壌消毒を行います。土壌や環境負荷の原因になる薬剤は用いません。消毒後は、バイオスキミュラント資材(※)を使用し、土壌微生物の働きを活発にして土と植物の持つ力を引き出します。土を育てるのも生産者の大切な仕事です。
※バイオスキミュラント…植物の力自体を引き出し、植物のダメージを軽減して健全化させる資材。
STABLE SUPPLY
安定的なユリの供給
オランダ、フランス、ニュージーランド、チリから球根を輸入し季節によって産地を使い分け、年間約50品種のユリを生産します。温室は統合環境制御システムを導入、温度・湿度・日射を測定し、ミスト噴霧や遮光および保温カーテン、加温機等を制御して最適な環境を作り出します。データベース化された栽培履歴の運用と併せることで、年間最大4作の高効率生産を実現。施設面積16,764㎡で年間約110万本のユリを出荷しています。
QUALITY CONTROL
確かな品質のユリをお届け
ユリは球根から発根、生育まで様々な温度帯での管理が必要です。温度別の冷蔵庫や加温設備を導入し、貯蔵段階から生育まで最適な温度で管理しています。
また、弊社は日持ち性向上対策品質管理認証制度の生産部門認証を取得しています。温室や作業場は勿論のこと、水揚げの水槽やハサミに至るまで、品質保持のための管理を怠らず、適切な状態で高品質をつなげる努力を行っています。
ENVIRONMENT
環境に配慮した生産活動
10年後も20年後も生産を続けるために、環境負荷にも配慮して生産を行っています。農薬などの作物保護成分、窒素成分、リン酸成分は、それぞれ80%、37%、76%の削減を実現しました。エネルギー使用量の削減のため太陽光発電を積極的に導入、また石油燃料の依存度も年々低くしています。こうした取組みで、花き産業総合認証・環境負荷低減プログラム(MPS)の最高認証A+を取得しています。